「モデルの努力」
2017年11月07日
 

 

初回は「モデルの努力」について。
この記事は「ポートレートモデルをしている」と、いいう女性に読んでほしい。もちろん、ポートレートを中心に撮影しているというフォトグラファーにも。
以前撮影させていただいたモデルさんは「肌、髪、爪は、体内状態がダイレクトに影響する」からと、撮影前は体質に合わないチョコレートとコーヒー絶ちをしているとのこと。確かに最近のデジタル一眼レフカメラは高画質で被写体を捉えるので、肌の状態は、良くも悪くもシッカリと記録してくれます。レタッチを「これでもか!」と親の敵のようにやるフォトグラファーならまだしも、ボクのように「素」を大切にしようとしている者には、こういった努力は嬉しい。 
また、撮影テーマを考慮し、大宮から高崎までの移動を新幹線ではなく、わざわざ時間のかかる普通列車を選び、列車内で「ドキドキ・ワクワク」感を高めてくるなど、先に記述したようなカラダのディティール、フォルムだけでなく、「気持ち」もしっかりと作ってきてくれました。 

次は、ボクが好んで何度も撮らせていただいているモデルさんのお話。
時々FacebookやTwitterの記事で書いていますが、心地よくシャッターをきれるモデルさん。フォトグラファーの呼吸を感じとるために撮影時のフォトグラファーの行動をよく観察する。フォトグラファーそれぞれにシャッターを押すリズムがあり、そのリズムにあわせて絶妙なタイミングで、フォトグラファーが求めているポージングや表情を出してくる。とても違和感なく、ごく自然に。 

もうひとり、心地よくシャッターをきることのできるモデルさんがいますが、多分、彼女も意識的に、もしくは無意識に、こちらのリズムを読み取ってくれているのだと思います。 
 
フォトグラファーが「ただシャッターをきっているだけ」ではないのと同様に、モデルさんも作品づくりのために頑張ってくれています。
こういったことから、ボクは「ポートレートはフォトグラファーとモデルの共作」であると思っています。